韓国の男の子のヘアスタイル＆ファッション

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前回、『韓国の女の子のヘアスタイル＆ファッション』をご紹介しましたが、
今回は男の子編です。

まず、
私の友人や知り合いから言われる「韓国男性は○○身に着けてるよね～」と、いう典型的なアイテムは、

・眼鏡
・ピタッとしてるニット帽
・ベースボールキャップ
・ピチピチのシャツ
・アディダスやナイキのジャージ
etc...

どれも正解です＾＾

下記の左の画像なんかは、ジャケット＆パーカーに野球帽子で、すごく「韓国人っぽいなー」というファッションですね。

では、
韓国ボーイズファッションのトレンドはどんなものかというと『アメリカントラッド』、『アイビールック』と呼ばれるものです。
“ アイビーとは、1964年に東京のみゆき通りに集まった流行に敏感な若者「みゆき族」の間で発生した服飾文化で、後にトラディショナルなファッション分野として定着したスタイルのこと。
アメリカ東海岸の名門私立大学グループ「アイビー・リーグ」の学生の間で広まっていたファッションを、当時の日本の若者は洗練されたイメージとして捉え、比較的上品に着こなすトラディッショナルな風俗として広まった。,,

アメリカントラッドも60年代のファッションで、イギリスの伝統的なスタイルをアメリカ人が取り入れるようになって出来たものです。

例えば、こんな感じ。当時の学生の写真ですね。

これは当時の『GQマガジン』の表紙と内容。現代の若者が見ると、まるで“冴えない中年の教師”みたいに見えるかもしれませんが、当時はこういうのが流行ったんですね。

こちらは日本の雑誌のアイビースタイル特集。

日本では60年代に入ってきたスタイルですが、現在でも根強い人気です。右は近年の『Free & Easy』 のアイビー特集号。

さて、
前置きが長くなりましたが、引き続き韓国のボーイズファッションのトレンドを紹介します。
こちらは韓国版『ELLE』の写真です。まさにトラッドですね。

下記では、落ち着いたカラーのVネックセーター、シャツ、蝶ネクタイ or ネクタイとセットです。それにダウンジャケットなどを重ねています。

ブランドのポロシャツ、スタジアムジャケット、ダッフルコート、どれもトラッドが基本であり、人気のアイテムです。女の子の場合もそうですが、保守傾向のあるファッションは韓国社会の風潮に受け入れられやすいのではないかと思います。

すでにいくつかの画像にもありますが、蝶ネクタイはマストアイテムといっても過言でないくらい、TV、雑誌などでよく見かけます。スタイリストがどれも同じ人なんではないかと思ってしまう位です＾＾

足元は、やはりアイビーファッションに合うデッキシューズで。

●●●ヘアスタイル
男の子のへアルタイルも、女の子のヘアスタイルと共通して、前髪を直線に揃えて（日本のように多くシャギーを入れてギザギザにしない）、髪は染めない人がほとんど。ほかには、もみ上げは短く、髪をつむじの方から前に流しているスタイルが多いです。骨格の特徴のためか（ベース型が多い）、サイドを刈り上げて、より面長に見えるスタイルも人気のようです。

ヒゲは、生やす人も増えましたが、やはり「不潔に見える」という印象が強く、脱毛してしまう人も多いと思います。

 帽子をかぶってる人もとても多く、最初の画像で挙げたベースボールキャップのほかにニット帽もよく見かけますが、前髪を出してかぶる人が多いのが特徴ですね。ちなみに、右端のようなピタッとするニット帽は女の子には不評のようです＾＾

●●●スーツ
韓国のデパート、ビジネス街、結婚式などなど、よく見かけるのは光沢の強いスーツです。芸能人もよく着てますね。ネクタイも、ラメやラインストーンが付いていたりします。ただ、光沢がある生地が高級感があって良いと思う人がいる反面、この光沢が好きじゃないという人もいるようで、そういう人は日本で買ったりするようです。同じ値段ならば日本のもののほうが質が良いという認識のようですね。

余談ですが、10年くらいアメリカに住んでいた義理の兄が、去年韓国に戻ってきて就職したのですが、みごとに「サバか？」と思うほどの光沢スーツを着ていたので、「やっぱり趣味（好みの傾向）とは、子供のころに形成されるのだなあ」と、妙に納得したのでありました。

さて、いかがでしたでしょうか？
日本は、明治からたくさんの西洋文化が入り、そういう環境で育った私たちと、ほかのアジア諸国とのセンスはやっぱりちょっと違ったりするので、おもしろいですよね。

韓国の男性ファッションが文化の一部となってきたのは2000年代に入ってからで、それから徐々に多様化しつつあるようです。
今後、どのようになっていくのか楽しみですね＾＾


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