2011年12月5日月曜日
焼肉をサンチュで上手に包むには
みなさんお馴染み韓国料理は、肉などを野菜で包んで食べるのも一つの特徴。
サムギョプサルやポッサムなどの“サム”は『쌈』と書き、包むという意味です。
包み野菜といえば、日本の焼肉屋ではたいていサンチュかと思いますが、
実際は数十種類にのぼり、
スーパーでもかなりの種類の葉野菜が一枚ずつカットされて売られています。
ちなみに、国民一人当たりの野菜年間消費量でくらべると
中国270kg
韓国211kg
インド68kg
フランス142kg
イギリス 91kg
アメリカ123kg
日本104kg
【2003年のFAO(国連食糧農業機関)統計】
2003年のデータではありますが、食習慣はそう大きく変わるものではないので
この数字から見ても、韓国では日本の約2倍野菜が食べれれていることが分かります。
実際、私はこういうことをまったく知らずに韓国に来たんですが、
韓国料理屋に行くと、大きな籠にいろんな野菜がどっさりと運ばれてきて、
そしてまた韓国人が食べること食べること。
一口につき毎回野菜で包んで食べるので、てんこ盛りの野菜もすぐになくなってしまい
おかわりするというパターン(こっちはこういう野菜も含めたサイドディッシュがおかわり無料)。
こんな光景を見て、このデータにも納得したのでありました。
ただ、ここのような地方と比べると、ソウルのレストランはどこも提供される量が少ないような気がしましたが……。
さて、前置きが長くなりましたが、
今回は『サンチュで上手に包む』がテーマです!
日本でも焼肉屋ではサンチュと一緒に食べる人も多いと思いますが、
みなさん、意外と上手に包めてないのではないでしょうか?
韓国人、とくに女性はみごと上手に包み、パクッと一口で食べます(時に、アジュンマ(おばちゃん)は他の人の口に押し込みます(笑))。
タレで手をべちゃべちゃにする人はまずいません(笑)。
では、韓国女性のようにパクッとスマートに食べるコツは……
1. 最初にして、これが一番大事なポイント。
ごはんを入れる場合はほんのちょっと。
これに肉などが入ることを考えて、
普段の一口の半量位、「少ないかな?」と
思うくらいでちょうどいいんです。
ほとんどの失敗は、
具の詰めすぎで大きくなってしまい
二口、三口で食べようとして
包みが解体してしまうことじゃないでしょうか……。
幅のない野菜などは具を載せる前に
先にサンチュの上に載せます。
2. 肉やその他の具や味噌など
全てを載せたら(包んでからはタレなどは付けません)、
根元の方を曲げて、
載せた具を覆うようにします。
3. これは、ラッピング用紙で
物を包む要領と一緒です。
2.で手前を折り曲げたので、
その次は、左右の部分を中央に折り曲げます。
ここで緩まないよう注意です。
親指で、中身が出ないように
具より上の部分を上手に押さえましょう。
4. あとは、
はみ出た部分を中央に寄せながらギュッと、
中の空気を抜くような感じで
上方へくるりんと巻くだけです。
丸くなって出来上がり。
そのまま口へ放り込みましょう。
手を汚さず、一口で食べられたら大成功!
ちなみに、葉を裏返して包むと
もっと舌触りが良いらしいです。
いかがでしたか?
今度、機会があったらぜひチャレンジしてみてください。
韓国人は、実際は肉だけじゃなく、どんなおかずでもサム(쌈)します。
近所の市場でも、お昼時にはおばちゃんたちが、お盆にキムチなどのおかずとごはんを用意して葉野菜で包んで食事している風景を見かけます。若い世代でこう いうシンプルな食事をする人は少ないかもしれませんが、歳が上の人だと、野菜、キムチなどの発酵食品、ご飯で食事を済ます人がたくさんいます。ちなみに、 私の義母(義父は他界)もそうでサム(쌈)はしますが、肉は外食以外では食べません。そのためか、とっても健康です。
その分、自分たち夫婦のために肉を焼いたりするのには気が引けますが……。
市場のおばちゃん達が、
お盆と箱で即席のテーブルを作って、
わいわいとランチしてます。
そうそう。韓国では世代問わず、
食事は皆でシェアをしながら食べるのが普通で、
そのためお弁当は、
ご飯とおかずを別々の容器に入れるようです。
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